新市民水泳場プロポーザル

 

人口の減少が急激に進む中、新市民水泳場だけでなく、広く地域全体について提案しています。隣接の小学校の活用、周辺空き家の活用も含め、次の50年・100年先を見据えた提案をしています。

 

「心の健康」「体の健康」を基本理念とする、広大な敷地の一角に位置します。この場所は、運動や様々なイベントを通して、幼児から高齢者まで、また家族連れから個人まで、様々な年齢層・様々な目的をもった人々が集まります。そのような人々が気軽に利用でき、また自らこの施設を使って、積極的にアクションを起こす事ができるようにするためには、「地域に開く」ことが大切であると思います。室内でのアクティビティが屋外に溢れ出していくような、「中が見える」建物であることが大切だと考えます。そのため建物を平屋建てとし、外部から室内が見通せる開かれた建物としています。

屋内温水プールとジム(健康増進)施設という利用方法だけでなく、多くのアクティビティを積極的に生み出し、多目的に使用できる空間づくりが大切であると考えます。建物内に多目的スペース(学校の教室1~2教室分ぐらいのスペース)を分散して配置し、それぞれを多目的に利用できるようにします。ヨガ教室や体操教室、ギャラリーやフラワーアレンジメント教室、囲碁・将棋倶楽部、英会話教室や学習塾、郷土資料の展示や勉強会の開催。幅広い年齢層が集まる施設だからこそ、多くのアクティビティを発生させることが可能です。スポーツや運動と様々なアクティビティを結び付ける事で、将来にわたってこの施設が市民に愛され、使われ、育てられていきます。 

この事が市民の「心の健康」「体の健康」につながっていきます。